アレクサンダー大塚でなく、大塚崇のこと。
人にはどうにもイメージと心で感じるのが違うことがあるが、だから人間は面白い。
僕の中でそれが一番違ったままで、そのギャップがまた一段と人間的な魅力に感じる人が
総合格闘家のアレクサンダー大塚さんだろう。
ここではいつも通りに、アレクと呼ばせてもらおう。
僕はもちろんその昔「週刊ファイト」を熟読していた人間としてアレクの名前はよく知っていた。
熱狂的なファンを引きつけたPRIDEでも
彼の活躍はいまだ忘れられない。
でも、
でもだ、
昨年とから彼と交遊をもたせてもらってから
どうにも彼の昔のイメージが無くなっていくのだ(笑)
初代からタイガーマスクが15年ぶりに負けを喫した相手は、まぎれもなくアレクサンダー大塚であり、そればかりか、その後に連勝してしまうという、当時のファンの度肝を抜いたのだ。
それがアレサンダー大塚なのだ。
僕の彼のPRIDEデビュー当時のイメージは、
スビードと切れたら怖い爆発力。
そして藤原喜明に鍛えられた関節技。
髙田延彦と闘い
ボブサップとの死闘もかいくぐり
それが、
お会いするとなんとデッカくなってるし
どうにもイメージと違う。
その瞬間に僕は以前のアレクの思い出が
一瞬にしても吹っ飛んだ。
優しい目を絶やさず
分け隔てなく礼儀正しく
情に厚く
我が家に招いた時に
嬉しそうにケーキをパクつく姿は忘れられない(笑)
メールでまた逢おう、
また逢いましょう!
とずっと男女みたいに
連絡取り合って(笑)
二人でしみじみと
お互いの辛い人生を打ち明けた夜を
僕はこれからも忘れられない。
あー、
気持ち悪い(笑)
そうなんだ。
僕は
アレクサンダー大塚という舞台を沸かす
大塚崇とお付き合いしているのだ。
いまだ生で見たことのない
闘士・アレクサンダー大塚の試合を来年こそは
必ず見てみよう。
そして
しょっぱい試合をしてたら
思い切って野次を飛ばしてやる(笑)
それが、僕の心の中の大きな楽しみになっている。
人生は、
付き合いは素晴らしい。
そんな出逢いを与えてくださった
山田邦子さん。
本当にありがとうございました。